複数の家電販売店の一時保管から積合せによる同一方面への共同配送システムの設計、出荷指示の入力からマスターコードによる方面別出荷指示書と配車表の作成などのオンラインシステムは、純一専務の緻密な配慮の産物といえます。
また、目下、研究中の家電宅配共同化システムも純一専務の家電販売店とのコミュニケーションのなかから生まれた新しい構想でした。
戸田倉庫と志木倉庫の配送センター業務が軌道に乗ったことで、販売店物流は大幅に効率化されましたが、問題は消費者への据付け工事をともなう製品の配送でした。
とくに冷暖房のエアコン、衛星テレビのアンテナ、ビデオ、ステレオなどの据付け工事は、販売店とは別個の工事会社が請負っています。
しかも、工事会社は販売店毎に手配されていますから同一地域内でいくつもの工事会社が交錯しています。
これをトラック中古車配送センターから直接、消費者の家庭に配送し、同時に据付け工事も手がければ、小売店や工事会社への横持ちはカットできるわけでした。
もちろん、この家庭への直配の共同配送システムを軌道に乗せるには、解決すべき多くの課題があり、容易ではないようでした。