2011年1月アーカイブ

複数の家電販売店の一時保管から積合せによる同一方面への共同配送システムの設計、出荷指示の入力からマスターコードによる方面別出荷指示書と配車表の作成などのオンラインシステムは、純一専務の緻密な配慮の産物といえます。

また、目下、研究中の家電宅配共同化システムも純一専務の家電販売店とのコミュニケーションのなかから生まれた新しい構想でした。


戸田倉庫と志木倉庫の配送センター業務が軌道に乗ったことで、販売店物流は大幅に効率化されましたが、問題は消費者への据付け工事をともなう製品の配送でした。

とくに冷暖房のエアコン、衛星テレビのアンテナ、ビデオ、ステレオなどの据付け工事は、販売店とは別個の工事会社が請負っています。

しかも、工事会社は販売店毎に手配されていますから同一地域内でいくつもの工事会社が交錯しています。

これをトラック中古車配送センターから直接、消費者の家庭に配送し、同時に据付け工事も手がければ、小売店や工事会社への横持ちはカットできるわけでした。

もちろん、この家庭への直配の共同配送システムを軌道に乗せるには、解決すべき多くの課題があり、容易ではないようでした。

いま、中小のトラック運送会社では経営者の後継者問題に関心が高まっています。

子息がトラック運送業を継いでくれないので廃業したり、経営権を譲渡したりするケースをよく耳にします。


J運輸の場合も、もし貸切り専業の中古車トラック運送業でいたら、果たして順調に代替わりが進行したかどうか。

子息の純一さんはまだJ運輸㈲とJ運輸倉庫㈱の専務取締役で、社長の肩書きになっていませんが、J社長は今は亡き奥さんの提言を入れて、56年から社内の采配は純一専務に任せることにしました。

J社長にいわせると、「まだまだ世間を知らないし、甘い」と手厳しい評価をしていますが、父親からみれば、子どもはいつまでも子どもで頼りなくみえるもの。

しかし、実際は父親のみえない部分で意外な成長をしているものでした。